ポチ |
先日、市役所に行って住民基本台帳カードを作って暗証番号を登録してきました。
このカードを持っていると、身分証明書として使用できたり、自宅からインターネットでいろいろな申請ができると聞いたのですが。
クレジットカード、銀行カード、住基カード等、カードに埋もれてしまいそうです。ドーカしてほしい。
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博士 |
わかる、わかる。あんたの気持ちはよく分かる。
さて、最近流行っている「俺、俺サギ」って知ってるかな。中高年の女性を相手に電話で息子に成りすまし、交通事故などを装い被害者に示談金として現金を振り込ませるやり方だが、中高年の女性は息子と思いこみ(確認をしないで)言われた金額を振り込んでしまうという被害に遭うんだ。
問題は、この「成りすまし(本ではない)」なんだ。顔が見えなくても電話では、冷静に聞けば「声が違う」とか「アクセントが違う」とか判断できるが、インターネットは機械(コンピュータ)同士が行うので本人かどうかの判断はできないのだ。
パスポートの申請や体育館の予約を忘れていて夜中に気が付いた時に、自宅から直ぐに手続きができると安心して寝るれるよね。
また、会社同士や個人同士で取引やメール交換でインターネットを利用するときに、途中で情報が書き換えられたりしたら困るよね。
インターネットでの文書のやり取りで、本人であることを証明してくれるのが認証機構なのだよ。
国は政府認証基盤(GPKI)が、県や市町村は組織認証基盤(LGPKI)が、企業等は商業登記認証局とか民間側認証基盤の民間認証局(日本ベリサイン株式会社など)が証明してくれ、申請や予約の時に個人を証明してくれるのが公的個人認証サービス(公的個人認証サービス都道府県協議会)なんだ。
このように、それぞれが発行する文書には証明書が付き、発行者が本人であることを確認できで、安心して受け取ることができるんだね。
それから、その文書を発行した期日を証明してくれる日本時刻認証機構(URLが変更)というのもあって、発行日の確認もできるようになっているんだ。
ちなみに、ブラウザの「編集」−「設定」−「プライバシーとセキュリティ」−「証明書」−「証明書の管理」を開くと、君が認証局から貰っている身分証明書や認証局の証明書が出てくるよ。
どうだったかな、難しかったけれど証明書の大切さが少しは解ってくれたかな。
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