小泉首相は一人目の受賞の時に「日本は捨てたもんじゃない」と言ったそうだ。そして、同じ年に二人目の受賞者がでた時に「大したもんだ」と述べたそうである。
ニュートリノの研究でノーベル物理学賞を受賞した小柴昌俊東大名誉教授(76歳)は、東大に進学したが週に1日しか大学に行けなかったため成績は悪く、「物理学科をビリで卒業した」とのことである。
そして、たんぱく質のような高分子の質量を測定する技術開発でノーベル化学賞受賞という快挙を成し遂げた田中耕一氏(43歳)の会社での役職は「下から3番目」の主任だそうだ。
日本人が一度に二人も受賞することは今までになく、初めての出来事であり大変おめでたいことである。
特に、田中さんの場合はサラリーマンの研究者であり、年も若く、多くの日本人の身近な存在である。
しかし、今回の受賞で、努力をすれば、日本人の誰もに可能性があることが証明されたことになったのである。
日本人は、様々な分野で、世界各地で活躍している。今やっていることに自信を持つことで、よりいっそう伸びてゆくのではないのかな。
がんばれ日本人。
平成14年11月29日 奥白根山山頂