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<えむえふ 表紙><主催者の言いたい放題><H160129掲載>


片道7ヶ月の旅

広重美術館

 日本時間の1月4日午後1時過ぎに「スピリット」が火星に着陸した。
 NASAは、「オポチュニティー」と共に数十億年前に大量の水が存在し、今も地下には液体の水が残っている可能性があると言われる火星を、3ヶ月掛けて調査するようである。
 過去には1976年と1997年にも火星への軟着陸に成功し、地質や気象観測などを行ってきたが、生命存在の確認は出来なかった。
 子供の頃、タコのような形をした火星人が漫画に登場し、人間と同じように立ち会話をしていたことが思い出されてくる。
 地球以外の星に生命があるとすれば画期的な発見で、その大きさや形状、環境など様々な憶測を生み、火星人を描いた当時の興奮が蘇ってくるようだが、今度は実際の生命体を見ることが出来るかも知れない。
 太陽系の9つの惑星の中で、地球以外では生命存在の確率が一番高い火星は、地球からは金星に次ぎ2番目に近い星である。
 地球を出発してから最短でも7ヶ月を要するという火星までの旅、月旅行のツアーが組まれていると言う今、人類が火星に降り立つのも、遠い先の話ではないのかも知れない。
 とっても夢があり、人間同士が些細なことで殺害し合う地球上の出来事が哀れに思えてくるような話である。
 一番寒い時期ではあるが空気の澄んでいる時でもあるので、風呂上がりに夜空を仰いでみてはいかがだろう。

   平成16年1月29日  

ごあいさつ


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