加蘇地区のイベント
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建国記念日は久我神社の例祭



 毎年2月の建国記念日とその前日は、鹿沼市下久我にある久我神社の例祭が挙行されます。
 祭り当日は11日で神社で行われますが、前日は「大当」と呼ばれる氏子の中から選ばれた個人宅で前夜祭が行われます。
 本来、社祭は2月21日(以前は旧暦の1月20日に行われていたそうです。)でしたが、時代とともに国民の祝日に開催されるようになりました。
 当番になった氏子により役割を分担し祭りを挙行するが、その役割は、祭りの責任者である「大当」1人、補佐役である「小当」1人(以前は大当、 小当とも腰に大刀、小刀を差していたと言われている。)、祭りの1年前から毎月1日と15日の早朝に白衣(シラス)を着て参拝する行人2人、 祭典費用の徴収、決算を行う会計2人、神主の送迎を行う神官係3人、芸人を呼んだり福引き等を担当する余興係(何を行うかは当番地区で協議)3人、 前夜祭接待係2人、酉の内接待係2人、囃子方(当番地区からでなく毎年同じ囃子方に依頼している。)、長持ち係、的矢係、弓引き、御酌となっているが、 当番地区全戸1役となるように人数は調整しているようである。
 11日は朝から担当の氏子が神社に集まり祭典儀式を行った後、「弓引き式」という行事が行われます。
 弓引き式は、和紙と真竹で1.8m程度の的を作成し、手作りの真竹の弓と矢で5〜6歳の子供が射る行事で、 1矢を外しもう1矢を的に当てその年の豊作を占うといわれている。
 また、御酌と言って7〜10歳の子供が御神酒の酌をする。弓引き、御酌とも子供はすべて両親が達者な男子のみに限られている。
 少子化の中、担当氏子にとっては式の挙行以上に人捜しに苦労するようである。


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