武蔵文子 創作和人形展
〜遠き日のぬくもり〜
詩 小林 守
2006/1/7
1/29 いわき市







   餅つき

食うためには
つかない

食わせるために
餅をつく

だから
こんなにうれしい









   三婆

年の輪を重ねると
童女に戻る
見ること聞くことが
可笑しくなって
時がたつのを
忘れている
だれが先に行こうと
同じことさ
ふふふ・・・





   しあわせ

いつか消えていくことなど
さびしくない

育つ孫がいるだけで
つぎつぎとつながっていく
わたしたち

これが
しあわせという
ことだない


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