シューマン
「謝肉祭」(全曲)


 ここのデータは、私の演奏によるリアルタイム録音で、シューマン(1810〜1856)の「謝肉祭」(全曲)をお送りいたします。シューマンの24〜25歳の作曲で、すでに彼の独創性が発揮された名作です。この曲を書き始めた頃から10年間、彼は音楽批評の仕事をしており「音楽新報」という雑誌を創刊して、当時の保守的、常とう的音楽を非難し、自由な新しい音楽(現在で言われるロマン派芸術)を賛美しました。この「謝肉祭」に出てくる意味不明の題名(「フロレスタン」「オイゼビウス」といった)は彼の批評家としてのペンネームです。また終曲の「フィリスティン」は保守的なグループを指し、「ダヴィッド同盟」はシューマンに賛同するグループの名前です。何となく子供じみた発想のようですが、これもまたシューマンの精神分裂的妄想の世界の始まりを暗示するもので、その後20年の長い月日をかけて徐々に彼の発想は精神錯乱していくのです。

シューマン
 「謝肉祭」(全曲)


mp3ファイル(Roland SC-8850で再生したものの録音)
  1. No.1 前口上 - No.2 ピエロ - No.3 アルルカン - No.4 優雅なワルツ - No.5 オイゼビウス - No.6 フロレスタン - No.7 コケット - No.8 返事 - スフィンクス - No.9 蝶々 (6.4MB)

  2. No.10 踊る文字 - No.11 キアリーナ - No.12 ショパン - No.13 エストレラ - No.14 感謝 - No.15 パンタロンとコロンビーヌ - No.16 ドイツ風ワルツ - (パガニーニ)-ドイツ風ワルツ(4.8MB)

  3. No.17 告白 - No.18 プロムナード - No.19 ポーズ - No.20 フィリスティンたちを討つダヴィッド同盟の行進 (4.2MB)


midiファイル(Roland SC-8850,88pro,88,55mkII,55音源用)
  1. No.1 前口上 - No.2 ピエロ - No.3 アルルカン - No.4 優雅なワルツ - No.5 オイゼビウス - No.6 フロレスタン - No.7 コケット - No.8 返事 - スフィンクス - No.9 蝶々 (52k)

  2. No.10 踊る文字 - No.11 キアリーナ - No.12 ショパン - No.13 エストレラ - No.14 感謝 - No.15 パンタロンとコロンビーヌ - No.16 ドイツ風ワルツ - (パガニーニ)-ドイツ風ワルツ(46k)

  3. No.17 告白 - No.18 プロムナード - No.19 ポーズ - No.20 フィリスティンたちを討つダヴィッド同盟の行進 (44k)


演奏 小栗克裕

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