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深 田 久 弥 (1903-1971)


 明治36年3月生まれの石川県出身。登山家であり日本山岳会副会長を歴任した人物。
 また、小説家、山岳研究家としても知られており、その著書には「日本百名山」、「ヒマラヤの高峰」等がある。
 中でも「日本百名山」は、1964年に新潮社より出版され多くの登山愛好家に読まれ読売文学賞を受賞した。
 著者は「日本は山国であり、日本人の心の底にはいつも山があったのである。」と山岳信仰など山を大切に生きてきた日本人の心を捉えている。
 百名山を選考するに当たっては、その数倍もの山を登り、掲載された百名山は全て自分の目と足で確かめながら選定したとのことである。
 その選定基準としては、第一に山の品格を、第二に山の歴史を、第三に個性ある山を念頭に置いて選定したそうである。
 栃木県内で選ばれた山は、那須町にある標高1915mの那須岳(別名茶臼岳とも呼ばれている)、日光市にある標高2484mの男体山、日光市で群馬県境にある標高2578mの奥白根山、足尾町で群馬県境にある標高2144mの皇海山があげられており、それぞれ昔から多くの人々に親しまれてきた山々である。
 なお、これらの山へのアクセスや登山方法などは、栃木県勤労者山岳連盟宇都宮ハイキングクラブが発行している「栃木の山120」に詳しく掲載されている。
 出身地の石川県加賀市には、登山愛好家の情報交換、深田久弥の情報提供の場として「深田久弥 山の文化館」があります。詳細は石川県加賀市観光情報センターでご覧下さい。