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*** 私の体験記 *** { 登山・ハイキング編 }


◎岩山ハイキング(平成9年12月6日)

初冬の12月、最初の土曜日に、鹿沼市の中心に近い山で毎日の通勤時にすぐそばを通っている、岩山へ初めてのハイキングに出かけた。
 今年は暖冬と言われても、3・4日前は大霜に見まわれ、今日は穏やかで快晴に近く気温も高く、寒暖の差が激しいようだ。
 「栃木の山120」(栃木県勤労者山岳連盟宇都宮ハイキングクラブ編)を片手に、3時間弱のコースということなので、リュックには500mlのペットボトル水と双眼鏡、カメラ、軍手、合羽にキャビンマイルド(山頂で戴くものは、掛け替えのない一服、もちろん携帯吸い殻入れも。)のみでスタートした。
 9時15分、気温17.3度、1004hpa、天候晴れ、県道から日吉神社参道へと歩き出し、石段を上る。
本殿前にアスファルト車道が横切っている。道中の無事を祈願し、左手に車道を50mほど行くと右手にハイキングコースの標識がある。
林と竹藪の間を行くが、道はできている。しかし、粘土層の登りなので非常に滑りやすいので注意。 「栃木の山120」ではチョウゲンボウという珍しい鳥が生息すると書かれていたが会うことはできなかった。代わりにシジュウカラの 群が囀っていた。
間もなく岩場になり、足場、道は整備されているが、枯れ葉が一面を覆い滑りやすいので慎重に歩く。
C峰へは9時32分に着く。
展望はすばらしい。北は男体山、その左手に雪に覆われた白根山、右に行くと古賀志山、東は宇都宮市街、南はもやが掛かり見通しは良く
なかったが、筑波山、条件が良ければ富士山も望めるのではないか。
三番岩から二番岩へ、岩の間を縫ったり、鉄梯子を上っていく。
10時30分、北東の展望がよく、古賀志山の全貌が現れ、眼下にはゴルフ場のコースが広がっている。
一番岩へは落ち葉に隠れたこともあり、少々コースをとらえるのに時間を要したが、タフロープ、布などで木にマークされており、それを 目印に歩けばまず迷うことはないだろう。
11時10分、山頂には三角点らしい石柱が埋められていたが、角が割られていてはっきりしない。
360度の展望と静けさは、つい先ほど(80分前)の車の騒音では想像つかないものがある。
記念撮影をし、猿岩石に向かう。クサリ場があると言うことであるが。
猿岩石は、正面は絶壁、真下はゴルフ場、左手にクサリ場があり、かなり急な岩場を降りることになる。それも足場はほとんどない。
途中からは、岩場が濡れていて岩に足を架けることができず、クサリにぶら下がりながら両手で全体重を支えて降りてきた。
なるほど、エスケープルートがある意味が理解できた。
中高年(私も中高年に入るのか?)のハイカーには、経験者でなければ無理である。(3日ほど筋肉痛に悩まされた。)
クサリ場を降りて、右に回り込むと標識が見え、道沿いにロープが張ってあり、ロープを伝わりながら歩いていく。
山道の終点はコンクリート貯水タンク手前だが、出口は急で滑るので注意。
あとは、アスファルトの車道を始点に向かう。12時3分着。
 近くにコンビニやスーパーもあるし買いだしてから山頂での昼でも良いし、下山後近くの食堂で昼も良いし、こんな便利な山は少ない。
コース途中には、紫式部が季節を彩っていた。若葉の季節も良さそうだ。


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