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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎北茨城市家族キャンプ村花園オートキャンプ場(平成11年8月19〜21日)

 キャンプ3日目

 ついにキャンプ最終日となってしまった。
 自宅に近いからといっても、今回はノンビリはしていられないのである。映画を見るために夕方までに鹿沼に戻らなければならないのである。
 「おさむの朝」といって栃木県教育委員会推薦の映画で、県内各地で上映されるが見に行ける場所と期日が今日しか合わなかったので、 やむなくキャンプ場から直行ということで日程を立てたのである。
 森詠原作、栃木の豊かな自然を背景に、少年オサムの成長を瑞々しく描いた自伝的小説であり、那須町千振、大田原市ぽっぽ通り、 黒磯市小結ひるね石など県北を中心に県内各地でロケ撮影が行われたようです。
 「集団左遷」の梶間俊一監督とともに中村雅俊、手塚理美、石田ひかり、石橋蓮司などの豪華キャストにより、 物質的には決して豊かとはいえなかった時代に大自然の中で生きる子供達のごく些細な日常生活を詩情あふれるまなざしで見つめ、 さまざまな社会問題に揺れる現代に生きる人たちにとって、逆境に耐え、人生を前向きに生きる少年オサムのひたむきな姿は私たちの心に ストレートに響いてきます。
 朝食を早めに済ますと、テントの片づけを始まった。タープ類は夜露に濡れているが、高台にあるため陽も早くより射しており、撤収に要する時間はそれほど掛からなかった。
 積み込みを終えると、管理棟まで挨拶に行きステンレス製のコーナーを返却して別れを告げた。
 今日は快晴に近く日差しも強いため、車のエアコンは朝からフル稼働である。
 県道を南下し高萩市へ向かう。久しぶりの大心苑を通ると、施設は昔と同じであるが人影はなく、しばらく利用されていないようであった。
 思い出を語り合いながら大心苑を通り過ぎ、国道461号線を西へ向かう。花貫渓谷をゆっくりと走り抜け、里美村に入ると、国道349号線を南下し道の駅で、近くの牧場から直送されるアイスクリームを食べながら休憩を取る。
 途中、県道を西進し美和村に向かう。国道293号線との合流点にある道の駅で昼食のためしばしの休息を取った。ここは数多くの農産物直売とともに川魚の塩焼きや自家製加工品の販売の他、食堂がありそばうどんとともに 野菜の天ぷらやキノコ類なども食べられ、いつ来ても賑わっている。
 しばしの休憩の後、烏山町へ向かい、宇都宮を経由してほぼ予定どおりに鹿沼に到着し、「オサムの朝」も余裕を持って見ることができた。

 今回は、海のようで山のキャンプになってしまったが、新しくできる施設が低料金でサービスが良くなってきていることに感動し、海無し県生まれにとってはまずまずのキャンプだった気がする。

キャンプ場施設情報

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