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*** 私の体験記 *** { 登山・ハイキング編 }


◎富士山から小藪山へ(平成26年7月11日)

 今回は、駅からハイキングをテーマに、駅を降りてすぐにスタートできる富士登山、とは言っても低山で若干高低差のあるちょっと魅力的なハイキングに挑んでみることにする。
 ターゲットは、世界文化遺産に登録された富士山と同じ名前を持つ富士山と尾根伝いに続く小藪山である。
富士山  2山とも駅から歩いて登れる山で、標高も230mと低山に分類されますが、山頂からはスカイツリーも望むことができるとのことです。
 
 東武鉄道日光鬼怒川線で浅草から約80分で新鹿沼駅に到着します。
 電車から降りると、ホームから左手前方に見える山が富士山です。桜の木の植栽が進み、春には車窓から見事な桜の山を望むことができます。
 山頂からの展望や桜の開花時期には、近隣住民や車で訪れた人々がウォーキングを楽しんでいるようです。高木を伐採し見晴らしを良くしたり、ふもとに駐車場を整備したり、桜の若木を植栽したりなど、目で楽しみながら歩いて体力作りができる都市公園を整備することで、健康都市かぬまを目指したようです。

 大型の台風8号が過ぎ、晴天とはならなかったが日差しが強く佐野市では気温が36.6℃と猛暑日となったこの日、蒸し暑さが残る夕方、登山靴に履き替え軽装のまま新鹿沼駅をスタート。
 改札を抜け東口に出ると、正面に「芸術は爆発だ」で有名な岡本太郎氏が制作した「夢の樹」のモニュメントが出迎えるので、横断陸橋(歩道橋)で西口に渡り、区画整理事業で新たに整備された西進する市道(都市計画道路)を進みます。
 鹿沼の富士山はご推察の通り富士講の一つで、麓には浅間神社が祀られています。富士講、浅間神社の詳細は分かりませんが、鹿沼にもいくつかの富士山が存在しています。
 一つ目の信号を過ぎ、次の交差点を、左手に鹿沼商工高校を見て右折します。すぐの交差点を左折すると富士山の登山道に入ります。正面には階段があり浅間神社が鎮座します。立札によると、安産の神様のようです。
 都市公園になっていて舗装された車道が山頂まで続き、車道を歩くか直登するいくつかの階段を利用するかだが、体力作りもかねて急階段に向かう。途中、いくつかの帯状に走る平地や東屋があり、休憩ができる。
 駐車場からは南東方面の展望が開け、市街地の様子や遠方霞のその先には筑波山、残念ながらスカイツリーは望むことが出来ませんでした。
 駐車場からすぐ先には展望台がいくつもあり、西北部の展望が開けており、目の前には高鳥屋山が、視界を右に移すと二股山が、さらに右には男体山を始め日光連山が遠くそびえ立っています。
 すぐそこにある山頂には、屋根つきの休憩所と子供たちが喜びそうな遊具が設定されている。ここからは、東北部に古賀志山を見ることができる。
小藪山  小藪山へ向かう道は山頂北側から尾根伝いに走っているが、狭く急な階段状の道を下ってゆく。これから先は公園ではないので、植物を採取しない、所有者への挨拶など特に配慮して歩かなければならない。
 小藪山への登山道は複数個所あるようで、ブナ、ヒノキ、杉の混合林進む途中とめどなく分岐が現れる。兎に角尾根伝いに直進、緩い下り道から登りに変わる頃ボサに囲まれるが足の踏み跡がはっきりしており迷うことはない。
 小藪山山頂は高木とボサに囲まれ、見晴しはない。山頂には石の祠があり、雷電神社、愛宕神社が合祀されている。健康祈願?し、蜘蛛の巣を被りながら帰路となる。
 行きには感じなかったが、富士山山頂への階段の傾斜は半端ではなく、猛暑の中、中ほどで休憩をはさんで再び富士山登頂する。
 展望台わきにある階段を下り、帯状の平地で次の階段を探すと、傾斜に芝生と迷路のような遊具のちびっこ広場に出る。
 脇にある階段を下り、次の帯状平地に出る。ここから下は、杉林を歩くことになるが篠竹に覆われていてどこが歩道か不明の状態。
 茶色の案内板を見つけ、目的地は西側に新たに出来た駐車場なのだが、野外活動施設(?現在この施設は近辺には無い)書いてあるので、方向的に同じなので階段を進む。
 進むほど後悔の念が沸いて膨らみ、足さぐりで階段を進むと前方に笹の間から明かりが見え、ほっとする。空き家?らしい住宅の前に出、門道を市道まで下る。振り返っても入口は分からない。目的地ではないが、駅に近い場所に出たため戻る気力もなく、交差点方向に進む。
 交差点を左折し、後は幅広の歩道が整備された都市計画道路を、駅まで一直線。
 駅に着くと、出発から丁度60分。経路を振り向いた後、駅で新たな発見、なんちゃって撮り鉄。

 古峰ヶ原宮通り(県道)から新鹿沼駅前まで東武鉄道の東側に、南北に並行してる市道を富士見通りと呼んでいる。また、富士見通りから踏切を越え小藪川を渡る橋は富士見橋と呼ばれている。市役所では名前の謂れは不明とのことだが、多くの市民に親しまれ、リーバスのバス停にも名つけられている。通り沿いには、豆大福の和菓子屋、ラーメン店、かぬまブランド「鹿沼そば」を提供するそば店などが点在する。

 点の記で紹介している「鹿沼の名山」、「とちぎの名山」、「加蘇地区の山」を、自らの体験をもとに少しずつ紹介してまいります。


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