冬の荒海に船をこぎ出し、命がけで挑む男の仕事である「マグロの一本釣り」のことではありません。
企業に依頼されて、優秀な営業マンや管理職をよりよい条件で転職させてしまう「引き抜き」でもありません。
「P」で始まるこの言葉は、インターネットの信頼性を裏切る詐欺行為であり、社会問題となっています。
現在はほとんどの企業がホームページを開いており、クレジット会社や銀行では利用者の利便性を図るためにインターネットで取引が出来るようにしています。
信頼している企業(偽物)からメールが届き、IDやパスワード、生年月日を要求されたら、どうしますか。「おれおれ詐欺」は身内を装い、緊急事態で相手をパニックに陥らせ、行動をコントロールするようですが「かたり」と言う点では同じです。
クリックする時に、どこのページが開くことをイメージされたでしょうか。この時にヤフージャパンと同じイメージカラー、ロゴを使っていたら、つい個人情報を入力してしまうでしょう。情報が第三者に渡ったら最後、売買され、国内だけでなくあっという間に世界中に伝わり、悪用されてしまいます。
便利で有用なインターネットが、心ない一部の人間のために信頼性を損ない、利用者が居なくなることにならないように、企業の努力と関係者の協力により犯罪の防止を願うところです。
平成16年11月29日