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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }◎船越家族旅行村キャンプ場(平成9年8月16・17・18・19日) キャンプ2日目、今朝の天気は曇り、暑くもなく寒くもなくといったところだ。 本日のコースは、観光船の船越半島巡りコースで山田に行き、JRで戻り、鯨と海の科学館を見学し、後は海でゆっくりとであった。 観光船は1日1往復で、所用時間も80分ほど、料金は2,200円と、陸中の観光船の中では所要時間、料金ともいい値段だ。 朝食を済ませ、船着き場に向かうと、5人ほどのグループが待っていた。出発時間で乗船したのは、家の家族とそのグループのみであった。 船越湾は穏やかで、ホタテの養殖をしているとのことであった。表に出てカモメの餌付けをしながら15分も走ったろうか、タブの大島を 右手にした辺りから波が大きくなってきた。屋上にいても波がすぐ近くに迫るほどだ。と、突然下から乗客が船長室に。まもなく、船は急旋回。 上下運動から、突然斜めに傾いたため、一瞬平衡感覚が失われた。いったいどうしたのだ。 船長室に入った乗客が近づいてきて、 「仲間の女性が、気分が悪くなりまして。大変申し訳ありませんが、いったん戻らしていただきます。」 と言って、降りていった。 ![]() 「お客さんの体調が悪いので、いったん戻ります。船酔いならよくあるのですが、心臓が悪い人とのこと。大事を取りまして戻ることにしました。」 と、突然の行動を説明していった。 船着き場に戻ると、先程の乗客たちが私たち家族に頭を下げながら下船していった。 これからどうしますか、とのことだが、話を聞くと、しばらく高波が続く様子。無理をして体調を崩してもと思い、断念した。 さて、予定が大幅に変更されてしまったので、家族会議を開く。予定した鯨と海の科学館から、近くにあるマリンパーク山田で遊び、その後ドライブ となった。今日のドライブは無いわけだったのに。 世界最大級といわれるマッコウ鯨の実物骨格が展示される鯨と海の科学館は、水族館ではなく、博物館でもなさそうで、鯨を科学するといった感じの施設だ。 実物骨格もさる事ながら、中央吹き抜けに展示されている鯨が印象に残った。 マリンパーク山田は科学館の隣にあり、遊園地である。ここまで来て遊園地もないものが、時間もあり小さい子もいるので入園してみると、家族連れ でずいぶん賑わっていた。 昼食を済ませ、午後はドライブ。とはいっても、予定していないので名所などは分からず、本州最東端があるとのことなので、距離、所用時間は不明だが とにかく走らせることにした。 山越え、谷越え、いくつかの集落を過ぎ、ようやく到着した本州西東端は、キャンプ場、海水浴場、灯台のある静かな所だった。 地名は、魚へんに毛を書く字と「が崎」と地図には書いてあるが、辞書にも、ワープロにも出てこない。 読み方が解る人はメール下さい。 記念撮影をして戻ると、もう夕方。途中のスーパーで今夜と明日の食料を調達しキャンプ場へ急ぐ。今夜のメニューはシーフードスパゲッティに海草サラダ、盛岡キムチだ。 せっかくのキャンプ場、夜の楽しみにと持ってきた花火に火をつける。始めのうちはよかったが、暫くして周りを見ると一面の煙。苦情が来ないうちにと、 テントに戻りトランプを楽しんだ。 キャンプ3日目へ |