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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎休暇村 佐渡関岬(平成10年8月16日〜19日)

 夏が来〜れば、やって来る〜。 我が家のキャンプも何回目になるか数えたことは無いが・・・。
 例年、場所選びにはひと苦労する所であるが、今年も例に漏れず、家族で話し合いの上やっと決まった今回のコースである。
昔から、段取り八分と言われるように、企画の段階で行ってきたような気分になり、各方面から資料を取り寄せスケジュール(行程、予算、食事メニュー、持ち物)を建て終えると、少々、熱が冷め気味になるのはスケジュールを立てた本人だけなのか。
 カーフェリーに乗ってキャンプに行くのは、95年にサンフラワーで行った四国、五色台キャンプ場と直島キャンプ場以来であり、子供たちも久しぶりの海の旅に喜んでいる?ようである。
 今回は情報集にインターネットを利用したが、休暇村のホームページ佐渡汽船のホームページとともに佐渡に有るホンダ営業所が観光案内、キャンプ場紹介をやっていた。そして、最新の佐渡情報をメールで送っていただいたのが大変有りがたかった。
 今年は天候不順により、各地で大雨による土砂崩れで通行止めになったり、栃木県でも那須地区の河川氾濫では国の災害指定になったほどであり、全国各地でさまざまな被害がでた。
 天気予報でも新潟方面の大雨が報道されている時であり、地元の人による天候、道路情報の提供は大変重要なものであった.。
 8月16日朝、キャンプ道具を車に詰め込んで、希望に胸膨らませ親子4人がスケジュールに沿って5時に自宅を出発する。スケジュールでは、栃木ICから佐野IC、ルート50で前橋まで行き渋川ICから新潟中央ICだったが、時間がぎりぎりなので、急遽、コース変更し鹿沼ICから東北高速を郡山JCまで下り、磐越高速を新潟中央ICまで走ることになった。
 途中、何回かの休憩をとりながら、高速道路に乗ったままで新潟に到着することができた。荷物が多くスピードが出せなかったが、予定よりずいぶん早く到着したことは、高速道路の良さだったのではないだろうか。
 新潟に着いてから、市内の米屋で魚沼産のコシヒカリを仕入れ、新潟港に向かう。
 クーポンを渡し乗船手続きを済ませると、車をカーフェリー乗り場まで回し鍵を係員に渡して、佐渡汽船の最上階に向かい昼食を取ることにした。
 食事を待つ間に、佐渡からのフェリーが到着し大勢の人や車が降りてくる光景や自分の車がフェリーに積み込まれる光景を見下ろすことができた。一瞬、自分が運転してきた車が離れていくという寂しいものが心をよぎった。
 食事をしている間に、12時10分発カーフェリーはキャンプ道具を満載した吾が愛車を乗せ、両津港に向けゆっくりと出発した。道中の無事を祈りながら愛車を見送りながら昼食をゆっくりと済ませると、ほどなく我々が乗るであろうジェットフォイルが港にやってきた。
 佐渡汽船では、佐渡が島セットクーポンとなうって、マイカーを持っていきたい人やレンタカーで回りたい人などのために各種の割安な料金設定をしている。期日設定があるが、宿泊や日帰り、ゴルフやイベントなどユニークなものもあり、佐渡に行きたい方は利用の価値はあると思います。
 午後1時、ジェットエンジンと水中翼を搭載しているというジェットフォイルに始めて乗船した。 中型船といったところか、着席するとシートベルトを締め、船内はほとんど身動き取れずに過ごし、時々波のぶつかるような音がしていたがほとんど揺れも感じないまま1時間の船旅を終え両津港に着岸した。
 草木もなびくと歌われた佐渡に足を踏み入れ、我が愛車が到着するまでの間、金山全盛時代に賑わったと思われる島内最大といわれる商店街など港周辺を散策してまわった。
 時間になったのでフェリーターミナルに行き、分かれたときと同じ状態の愛車に再会することにほんの一時の別れだったが懐かしさを覚えた。
 車を二ツ亀方面に向け少し走らせると、右手にAコープが見えたのでここで食料を仕入れることにした。向かいに酒屋が見えたので今夜の飲み物を合わせて仕入れることにした。
 国道ではないようで、また道路整備中でもあり、大型バスとのすれ違いには苦労を要するような道を内海府から外海府へと走り、二ツ亀を経てカンゾウの花が見事な大野亀を過ぎ、ほぼ予定どうりに佐渡関岬国民休暇村に到着した。
 当初心配されていたがけ崩れなどの被害はまったくといって良いほど無く、スムーズに走れたことが何よりも良かった。
 佐渡関岬国民休暇村は外海府で佐渡の中でも秘境と呼ばれる美しい海や山々に、手付かずの自然が豊かに残っている地域にあり、国民休暇村では珍しいキャンプ場のみの国民休暇村である。ただし、開設期間限定なので要注意である。
 時折小雨の振る中、管理棟のフロントに行き愛想の良い若い方々での受付を済ませ、入り口から程無い指定されたサイトに行き雨の間を縫ってテント設営を済ませた。
 盆過ぎでもあり満杯とは言えないが、そこそこのキャンパー達がサイトに貼りついていた.。
 天気の影響があり夏の夕刻にしては明るさが無く、急いで我が家の定食となっているシーフードスパゲッティの仕込みに入った。上下水道、流し台がサイト毎にあるのは大変ありがたく、タープで覆えば雨に濡れずに居ながらにして調理を済ませることができた。
 今日は初日で長旅でもあって疲れたため、また雨も降っていることから食事を済ませるとテント無いで少し時間を過ごし早めに就寝することにした。

キャンプ2日目