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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎休暇村 佐渡関岬(平成10年8月16日〜19日)

 新潟佐渡3日目

遥か海を越えてやってきた佐渡とも、ついに別れの朝がやってきた。
 今にも泣き出しそうなどんよりとした空を見上げると、佐渡は別れを惜しんでいるように見えた。
 日本海での最後の朝釣りになるかどうか、十分に楽しもうと子供を連れて堤防に向かった。
 1・2人の人が居たが、間に入れてもらい釣りを開始する。堤防の内側は10mほどの深さだろうか、透き通って海底がよく見え魚の泳ぐ姿があちこちに見えている。
 釣り糸をたらすと、魚たちが一斉にやってきて、餌を食べようとしている。釣り人が少ないせいか、警戒心はあまりないようである。
 ふぐや石鯛、カワハギなどが餌をついばんでいる様子をはっきりと見ることができる。大きさは12ー3センチ程度であるが引きは結構なものである。
 カワハギは餌の食べ方が上手で、ついに吊り上げることはできなかったが、ふぐ、石鯛の獲物に喜び急いでテントに戻った。
 テントに戻ると、出発に向け早めに朝食を取ることにした。朝食を済ませると本日のスケジュールに基づき、急いでテント撤収となった。
 出発の準備が整うと管理棟に行き、アンケートに記入してパンフレットをもらい、滞在中、大変お世話になった管理人たちに挨拶をして出た。
 アクシデントがあったりしていろいろと思い出深い佐渡関岬国民休暇村とも分かれのときである、管理棟の前で記念撮影をしていよいよ出発となった。
 昨日走った道を両津に向かう。相川までは道路の形状も分かったので、すんなりと走れた。その先は、道幅も広く、地図を見ながらではあるがスムーズに走ることができた。
 本日第一の目的である、朱鷺保護センターに向かう。
 朱鷺保護センターは、相川から両津に向かう途中で山添のところにあり、公園として整備されていて散策することができる。
 駐車場から公園を抜けていくと、奥にオリがありその中に朱鷺の一種がいた。その脇に朱鷺センターがある。日本ではここだけにしかいない、そして一ツガイのみとなってしまった特別天然記念物の朱鷺をこの目でしっかりと、また子供たちにも見せてあげようとここまでやってきたのである。
 入場料を支払い中に入ると、朱鷺に関する展示物がたくさん展示されていた。目当ての朱鷺はどこに居るのか探してみると、いたいた、テレビの中に朱鷺の歩く姿を見つけることができた。当人に直接会うことはできないのである。朱鷺は別のところに居て、その様子をライブで見せているようである。日本に2匹しかいない鳥類を、大衆の面前にさらし、万が一のことがあったら大変なことであり、このような措置はごもっともなことであろう。まあ、朱鷺のすぐそばに来て、ビデオではなく今の様子を見ることができたことに満足して、朱鷺センターを後にすることにした。
 朱鷺保護センターから両津港までは車で20分もかからない距離にあり、両津市内を車で散策しながらフリーターミナルに向かった。
 フェリーターミナルに着き、本州に行くための乗船手続きを済ませ車を指定の場所に置き、出発までの時間がたっぷりとあったのでみやげや昼食のため周辺に散歩に出かけた。
 近所の郷土料理店で食事を済ませると車に乗り込み乗船を待つ。薄曇りでも日差しは強く残暑厳しいといったところで、待つ間は各車ともエアコン全開である。所によって変わるのかもしれないが、この天気が昨日であればと思ったものである。
 係員の案内の元に乗船し、客室に入る。室内は新潟に向かう人たちでほぼ満員の状態だった。
 出航後、しばらくして甲板にでると、波は穏やかで天気も両津と同じ薄曇り、日光浴には最高のコンディションだった。
 午後3時、両津港を出て2時間20分の船旅を終え新潟港に着いた。
 国道を西に向かい、新潟市内にある道の駅で休憩をとった。ここは、大きな施設で県内の日本酒や菓子類、魚介類などほとんどの物がそろっているのである。
 休憩の後、本日の宿泊地であるロシア村に向かう。ロシア村は先日の集中豪雨で被害のあった笹神村にある。
 途中、水原町で渡りはぐったか早々と渡ってきたか定かでない水鳥たちに餌をやりながら休憩をとり目的地に向かう。
 笹神村に入ると、道路や水田のあちこちに洪水の後がみられ被害の様子が生々しかった。
 ロシア村は、それほど大きな施設ではないがテーマパークになっていて中に宿泊施設がある。
 チェックインを済ませ部屋に入り少々の休憩の後、ホテル内のレストランでコース料理をいただく。なぜかリッチな生活になる。
 夕食後、ショーがあるというので、パーク内にはいる。

新潟県4日目