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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎北茨城市家族キャンプ村花園オートキャンプ場(平成11年8月19〜21日)

 キャンプ2日目

 キャンプ2日目は快晴とはいえないが、薄日の射すまずまずの朝になった。
 朝食を済ませて車に乗り、花園川を渡り、花園神社に参拝に行くことにした。
 坂上田村麻呂が創建したといわれ由緒ある花園神社は、深緑のカエデと朱の神橋とが見事なコントラストを施していた。
 道中の安全を祈願してから、車を海に向けた。
 30分ほどすると磯原海水浴場に着くが、そこは盆過ぎの小さな海水浴場、広い砂浜を思う存分遊ぶことができた。が、岩場の潮溜まりで貝やカニ、小魚と戯れる事を期待したようで、海の中にも入れずに波打ち際での水遊びはそう長くは続かなかった。
 しばらくして、磯原海水浴場にすぐ近いところにあり、七つの子、シャボン玉などの詞で知られる、北茨城市磯原出身の野口雨情記念館を見学した。こじんまりとした建物には生前の野口雨情の写真や作品が展示されていた。
 以前キャンプの時に訪れた岡山の童謡の丘とかいう場所にも作品があり、宇都宮市にも作品が石碑に刻まれていて、日本のあちこちに繋がりがあり親しまれているのである。
 次は、少し足を延ばして五浦海岸まで車を走らせ、岡倉天心がこよなく愛し、思索に沈んだという六角堂へ行く。六角堂は海岸の先端近くにあるが、景色もさながら遠浅のようで水もきれいで魚介類が豊富な感じがする所である。
 見学を終えてから、近くのレストランで昼食を済ませ、昨日立ち寄ったスーパーに戻ると、今夕と明日の朝食の食材を仕入れ、キャンプ場に向かう。
 途中に茜平青少年の家があり、ガラス工房シリカではガラス細工の体験ができる。ここは山頂を切り開いた感じのするところで、少年の家やガラス製品の体験施設、アスレチックなどの公園施設があり、現在は北茨城市童謡の森ふれあいパークとして新たな施設の整備を進めているようだった。
 以前訪れたガラス工房シリカで土産品を仕入れることにした。キャンプ場にも幾つかあったが種類が少なかったのでわざわざの訪問となった。
 キャンプ場に戻ると、パドミントン、フリスビーなどして遊んだ後、仕入れた食材で夕食造りとなった。
 夕食後に入浴を済ませ、場内散策しながら管理棟でランドリーを掛けながら管理人のおじさんと話をしていると、以前訪れた高萩市にある大心苑キャンプ場(というよりは陸上競技場などの体育施設と宿泊施設の一部にキャンプ場がある)が閉鎖された事を聞いた。
 4年前に2年ほど連続して夏にキャンプしたことがあるが、2年目の時は管理が行き届いて無くサイトは草が伸び放題、客も自分たち1組だけという寂しい経験があったのである。その時の管理人の話ではO157がマスコミで取りだたされてから客が激減したとのことであった。
 いずれにしてもアウトドアブームにオートキャンプ場が閉鎖されてしまうことは寂しいものである。
 突然、若いアベックが車を落としたのとの救援依頼にやってきた。管理人はロープを探しに、アベックは宿泊客の中から大型車を探しに向かう。
 そうこうしている内にランドリーも終わり、テントに戻ると、キャンプ場最後の夜をテント内でトランプなどで楽しんだ。

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