ようこそ えむえふ へ
体験記ページトップ
<えむえふ 表紙><私の体験談><和島(1)>


*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎和島オートキャンプ場(平成12年8月17〜19日)

 夏とともに、またまたやって来たキャンプの季節。今年は、一昨年に訪れた新潟に、春のうちから計画を立て予約を入れていたため、スケジュールに従い行動するのみとなっていた。
 前日の夜に荷物を積み込み、当日は目覚ましとともに起床し、なんだかんだと身の回りの支度をすませると、予定より少々遅れての出発となった。午前6時40分。
 鹿沼ICから高速に乗り、佐野サービスエリアでラーメン朝食の予定だったが、行列を見たとたん隣のうどんを注文してしまった。
 手早く食事を済ませると、佐野ICから国道50号線に移り、前橋へと向かう。
 休憩なしで前橋ICから関越高速に乗る。9時30分。
 赤城高原サービスエリアで暫時の休憩を取ると、関越トンネルの入り口である谷川岳サービスエリアで、本物の天然水を飲むため寄り道をする。10時30分。
 長岡ジャンクションを過ぎると、中之島見附ICで関越高速と分かれる。12時20分。
 予定ではここで昼食となっていたが、あちこち行ったり来たりしてもお食事処は見つからず、やむなく街道沿いにあった米屋で二日分の魚沼産のコシヒカリを仕入れてキャンプ場に向かった。
 和島村に入ると、キャンプ場近くの国道沿いにある、そば屋で昼食とした。店内は評判がよいのか大勢の客で賑わっており、しばらく待たされることになった。入り口には「あいだみつを」の文字が飾られており、ここに来て懐かしい思いをさせられた。
 キャンプ場の近くには、スーパーやコンビニがあり食材の仕入れには不自由なさそうである。キャンプ場は海の近くの高台にあり、日本海が眼下に広がる。
 時間とともにチャックインを済ませ、説明を受け、指定サイトに向かう。平日とはいえ、夏休みのため、ほとんどのサイトが埋められ、ほぼ満席の状態である。今テントが張ってあることは前日からの連泊客のようである。
 我が家のサイトは、電源なしのオートサイトなので、坂を下りた盆地になった所で、見晴らしは良くないが風の影響を受けない静かなところである。周囲には炊事場、シャワールーム、トイレとともにテニスコートや滑り台、ブランコなどの子供の遊具、釣り堀などがある。
 長距離のドライブによる疲れと好天による暑さで能率は悪いが、早速ねぐらの設営に入る。親子3人としては少々大げさな家財道具であるが、今年購入したばかりのパラタープを設営し、雨と虫よけに万全の体制を整える。
 隣のサイトは栃木県北からで、昨日から2泊の様子、設営を終えてからしばしの休憩の後、歩いて海に遊びに行くことになった。
 海へは、丘を越えて遊歩道のような急斜面を降りてから国道を横断すると、海水浴場となっている。太平洋(大洗)と同じような砂浜で、波はないが親不知海水浴場をイメージした者にとっては少し期待はずれであった。
 岩場がないので、カニや貝拾いができず、海辺の散歩を楽しむことにした。
 日が沈む前に食材の仕入れをと、サイトに戻り、車で寺泊に向かう。
 寺泊は観光客などで相変わらずの賑わいを見せていた。シーフード料理の新鮮な食材をと、あちこち探してみたが、3人の1食分の量を探すには困難な所と思われたので、街頭で販売している魚、ホタテ、イカの串焼きを駐車場で立ち食いし、寺泊を後にした。
 結局、寺泊町の国道沿いのスーパーで食材を仕入れてからキャンプ場に戻ることになった。
 キャンプ場に付くと、丁度夕日が日本海に沈むところだった。オレンジ色があまりにも鮮やかだったので、管理棟の前に車を止めて、高台に走ってみた。
 あっという間だった。高台に着くと、わずかに残った夕日の沈む瞬間を見ることが出来た。ほんの2分程度の出来事だったろうか。思いがけず、得した気分になった。

キャンプ2日目へ