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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎和島オートキャンプ場(平成12年8月17〜19日)

 キャンプ2日目

 本日の予定は、昨日寄った海水浴場で一日ゆっくりと過ごし、その後は寺泊に買い出しに行くことであったが、国道を南下し新たな海水浴場を探すことになった。
 国道沿いには、海の公園やら港、石油記念館等があり、海が澄んでいて新潟に来ているという実感を体全体で味わうことが出来る。
 しばらく南下すると、石地海水浴場という広い海水浴場があった。駐車場も広く、海の家も沢山あったので、ここで一日を過ごすことになった。
 駐車料金を支払い、出来るだけ海に近いところに車を止め、とは言ってもせいぜい20mの違いなのだが、車からパラソルやイス、シート、浮き輪などなどを取り出し、砂浜に向かう。
 この辺では大きな海水浴場のようで、大勢の人で賑わっていた。沖にはテトラの防波堤があり太平洋のように大きな波が押し寄せてはこないため、子供たちにとっても水辺だけでなく遊べるところであった。
 水もきれいで小魚が水辺近くに泳いでくるのがよく見えている。ときどき、白いビニール袋のようなクラゲが漂っている。
 一年に一度の海、潮風を胸一杯に吸い込んで、一日をのんびりと過ごしてから、少し早めの帰り支度となる。
 今日も天気がいいので、鮮やかな夕日を望むことが出来る。来る途中に「夕日が見える公園」?があったので、食事を済ませてからゆっくりと見物することにした。
 サイトに戻ると、混まないうちにシャワーを使い、炊事をして、太陽が傾き加減ではあるが明るいなかでの夕食となった。
 急いで片づけを済ませると、車に乗り込み公園に向かう。途中、つまみやら飲み物を仕入れ、公園に着くと日没を待つ。
 公園には既に数台の車が駐車しており、親子連れが水辺で戯れていた。その後も何組かの家族連れが訪れ、結構賑わっていた。
 太陽が傾き、だんだんとオレンジ色に染まって行く。一瞬の出来事なのだと、皆それぞれに夕日に注目する。雲はほとんど無く快晴に近い状態である。右手奥には佐渡島がうっすらとシルエットを見せている。
 いよいよである。鮮やかなオレンジ色の太陽が濃紺の水平線に沈む瞬間だ。
 ゆっくりと、地球が廻る早さで太陽が沈んで行くのだ。地球の自転は相当な早さなのだろうが、ゆっくりと沈む太陽を見ていると、改めて宇宙の壮大さに感心させられたのである。
 最後の一部が沈む瞬間は、太陽が拡大するようにも見えた。
 日没すると、今度は雲に変化が現れた。空に浮かぶ雲の色が、橙色から朱色、群青色へと変化していった。
 言葉では言い尽くせない感動と、それぞれが共有できた喜びを胸にしながらサイトに向かいことにした。
 サイトに戻ると、周辺を散策したりキャンプ場最後の夜を楽しんだ。

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