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*** 私の体験記 *** { オートキャンプ編 }


◎フォレストパークあだたらオートキャンプ場(平成15年8月21日〜23日)

あだたらシール
 今年の気象は例年と随分違い、春から初夏に掛けて暑く(暖かいより暑い感じ)梅雨時に雨が降らず、気象庁が梅雨明けを宣言したと思ったら、とたんに曇りだし梅雨明けを撤回するような始末だった。
 夏になっても気温が上がらず、そのうちに10年来の冷夏となってしまい作物への影響が懸念されている。政府は10年前の経験を生かし、主食である米の備蓄を増やしているため、消費者への米不足の心配はなさそうである。
 さて、作況指数の低下予想を尻目に我が家の夏のキャンプは、今年も例年どおりに実施された。
 オートキャンプ情報誌からいくつか候補地を選び出し、その中から今年は昨年度の読者アンケートによる人気No1(東日本)のキャンプ場に行ってみることになった。
 ふくしま県民の森「フォレストパークあだたら」オートキャンプ場は、自然との調和に関するしっかりとした方針を持っており、申し込みは出来ないが空き情報等をホームページで公開し、利用者への利便を図っている施設である。
 そんな訳で予約開始と同時に申し込みを行い、後でゆっくりとスケジュールを立てることにした。
 空き情報が見られるということは、面白いことに自分が予約した期日がその後どうなっているのかがとても気に掛かり、時折見てしまうのである。すると、週末はかなり以前から満杯の状態であるが、当方が予約した期日は数日前まで、空きの状態であった。
 今回は少しばかり遠出になるので、初日は予定なしで向かうことになった。
 前日の夜に資材の積み込みを行い、当日は朝食を摂らず予定の7時を少し遅れ出発となる。昨日よりも天気は良く、予報も良好。
あだたら初日夕食  予定は鹿沼ICであったが、スタートが遅れたことと本日のスケジュールに余裕があることで国道293号線を北進し、宇都宮ICから東北高速道路に入り一路福島に向かう。
 途中、那須SAにて牛乳、うどんなど軽い(と思う)朝食休憩を取る。遅れを取り戻しては見たものの、あまり早くキャンプ場に到着してもチェックインできないのだからとその先、あさか野PAにて再びの休憩。
 予定より遅れ本宮ICで高速道路に別れを告げる。買い出しのためのスーパーを探しなら、国道から県道を走り無事キャンプ場に着く。この間、随所に案内板があり道に迷うことはなかった。
 予定より遅れてはいるが昼前だったのでビジターセンター内の受付に到着の挨拶をすると、昼過ぎの早めにチェックインの受付を開始するとのこと。
 チェックインまでの間は、フロント脇にある森のカフェテラスで福島路ビールを頂きながら昼食を摂ったり売店で環境に優しい洗剤を購入したりで、敷地内にある森林館などを見学ようとはしなかった。
 一番乗りでチェックインを済ませると、入り口ゲートに向かい渡されたカードで敷地内に入る。出る時は車を関知し、近づくだけでゲートが開くようになっている。これならば関係者以外の車は入れないので、利用者も安心できる。もっとも、この山の中では関係者以外が来ることは滅多にないだろうが。
 指定されたサイトに着くと早速、資材を車から降ろし設営を開始する。隣とは土手と立木で仕切られ、干渉されずに過ごすことが出来る構造になっている。
 サイトはD9でテントとタープを設置しても余りある十分な広さになっている。サイト内は一部に芝生があるが、テント、タープを設営したい位置には芝が増殖する暇がないのか黒土の状態で、雨の影響か一部がぬかるみの状態であった。
 各サイトには木製のベンチとテーブルがあり、テントのみのキャンパーにはありがたい設備である。持参している者にとっては、隅に移動する手間が発生してしまうのだが。
 位置決めが済むと、作業開始。女心と山の天気、何だか雲行きが怪しくなってきたので、ピッチを上げる。
 サテライトハウスまでの距離も、まずまずのサイトであり、食器を洗って外出となる。
 インターチェンジを降りてキャンプ場までの間に見つけておいたスーパーに、夕食と朝食の食材を仕入れるために下山する。
 途中に福島ブランド牛の看板、食事で奮発しようと精肉売り場に。価格を見て、さすがにブランド牛はいい値段である。ワンランク下げ、国産牛にし、福島産のマイタケを仕入れることにした。次は福島産の「あかつき」、福島のうまい水で製造された豆腐、その他野菜類と福島産ではないがワインを購入しキャンプ場に戻る。
 今夜は、マイタケご飯に、焼き肉(白いご飯がほしいところだが)、冷や奴、自宅から持参したトマトを添えた野菜サラダ、デザートは福島産の桃を丸ごと。
 食事の片づけが終えると、傾斜がきつく距離があるため、車に乗り込みビジターセンターへ。浴槽はまずまずの広さで、露天風呂もある。泉質は不明であるが、肌がすべすべする温泉である。家族連れのキャンプがほとんどなのか、小さな子供たちが大勢入ってくる。
 管理の関係で9時までとなっているが、朝湯に入れるのがありがたい。
 
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