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*** 私の体験記 *** { 登山・ハイキング編 }


◎御殿山から千手山(平成26年7月5日)

 前回の山登りだった古賀志山から2年数か月が経ていて体力の低下もあり、駅からハイキング程度の気軽に歩ける、鹿沼市の市街地にある低山を散策することになった。
今宮神社  市役所の駐車場に車を止め、裏山にあたる御殿山から、すぐ近くにある千手山を回遊するコースにした。
 御殿山は、その昔鹿沼城があったところで、現在は公園になっていて4等三角点が設置されている。また、千手山は坂田山城があったと言われ、やはり公園に指定されており、千手観音堂や遊具が設置され桜とつつじの名所になっている。
 
 御殿山は標高171mのため、軽装の1時間以内で散策ができる山で、登山口は東口、北口、南口があるため、今回は今宮神社がある東口から昇ることにした。
 10月には国の重要無形民俗文化財に指定されている行事が行われる今宮神社に、無事帰還の参拝をして、桜並木の登山道を登り始める。
 登山道とはいっても、若干の傾斜はあるが車道が整備され山頂には駐車場がある路のため、のんびり散策といった歩き方になる。
 城跡のため山頂は平坦な広場で、現在は野球場として利用されている。野球場に入場はできないが、公園北側の高台には忠霊塔があり、周辺を散策する延長500m程度の歩道が整備されていて、桜の古木の中をジョギングする姿もみられる。
 今は葉桜だが、季節には見事な花がみられ、周辺の人たちが花見に訪れ賑わうようだ。
 公園南側の遊歩道沿いにベンチが設置されていて、同方向の市街地を展望することができる。
 歩道の一角に、国土地理院が設置した4等三角点が標されている。
 御殿山から千手山に向かうには、北口を下山する方が近道のため、4等三角点に別れを告げ北口に向かう。
千手山  北口を下りると、坂田山交差点に出るので、コンビニがある方面に向かい道沿いに坂を下る。
 交差点から500mほどアスファルト道路を歩くと、千手山公園のアーチ型看板があり登山道入口となる。入口看板までゆく途中の左手に、かわいい色鮮やかな観覧車が見えるので、迷うことはない。
 千手山も、中腹まで車で上ることができ、若干ではあるが駐車場もあるので車利用もよいが、今回はそれぞれとも登山口から基本歩いて昇ることにした。
 アーチをくぐると間もなく正面に急な石段が見えてくる。下野第31番札所の千手観音堂に向かう階段である。石段を上り木造の千手観音菩薩坐像が祀られてる千手観音堂で、道中の安全を祈願し山頂に向かう。
 千手観音堂を過ぎると管理事務所があり、山全体につつじとそめいよしのか桜が植栽されている。時期には売店も出て、夜間照明もされ見物客でに賑わいそうな感じである。
 管理事務所の近くには先ほどの観覧車のほか、おとぎ電車、ジェットスターがあり、近年まれにみる料金の大人子供とも同一1回50円で乗車できる乗り物がある。
 遊具の間に階段があり、つつじ、桜木の間をすり抜け山頂を目指す。途中管理道路を横断すると雷電神社が見え、ひたすら階段を上ると間もなく山頂に達する。
 山頂は、以前開発された住宅分譲地に隣接しており、広場に遊具が設置されている。山頂からの展望は、桜の古木に遮られあまり良くない。
 登山口から山頂まで、遊園地?を見学しながら30分の登山を満喫し、下山となる。管理事務所近くの休憩所からは、古賀志山を間近に見ることができ、南側目前には宝蔵寺山がある。折角なので入口を左折し、真言宗朝日山宝蔵寺を見学してから駐車場に戻る。
 忙しくわずか60分で2つの山を制覇してしまったが、次は、桜やつつじの花が咲く時期か、木の葉が落ち空気が澄みきった時期に来て景色p  $ わうことにしよう。

 市外から来られた方にお勧めは、設置数全国一を誇るまちの駅で、かぬまブランドの食事やお土産が旅の思い出になると思います。まちの駅新鹿沼宿は市役所から歩いて5分程度にあります。

 点の記で紹介している「鹿沼の名山」、「加蘇地区の山」を、自らの体験をもとに少しずつ紹介してまいります。


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