2004年3月、
欧州宇宙機関は彗星構成物質の採取を目的に、彗星探査機「ロゼッタ」を打ち上げた。
ロゼッタは、100億キロメートル以上の旅をして、今年、目標の彗星に到達した。
2014年11月12日、ロゼッタから放出された着陸機「フィラエ」はチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星に着陸した。彗星への軟着陸に成功したのは史上初とのことである。
フィラエの仕事は、彗星の構成物質を採取し組成データを地球に送ることであり、送られたデータを分析することで宇宙や地球の起源に関する推測の検証、地球誕生の過程において存在しえなかった生命体が、どこから、どのようにしてやってきたのかを解明する事ができると言われている。
2004年1月には
NASAが打ち上げた「
スピリット」が生命存在の確率の高いといわれる火星に着陸し、調査を行った。2010年6月には
宇宙科学研究所が打ち上げた「
はやぶさ」が「小惑星イトカワ」の観測を行い、地球に帰還した。
など、我々地球上で生活している一般人にとって、想像すらできない時間と空間を経て成し遂げる人類の能力の素晴らしさに敬服するものである。
それがどうした。莫大な費用をかけて宇宙の調査をすることが、今地球上に生きている我々の何の役に立っているのか。その費用を食糧不足で苦しんでいる人々に充てることで多くの人間の命が救われるのではないか。
との考えもあるが。将来、人類は地球上に住めなくなるとの研究結果がある。地球上の生物は不老ではなく寿命がある。未知である宇宙に可能性を求めることは、今そしてこれからの人類に課せられた問題であると思う。
彗星探査機「ロゼッタ」の名前の由来は、1799年にエジプトのロゼッタで発見された、石碑(ロゼッタ・ストーン)から命名されたとのことである。ロゼッタ・ストーンとは、ヒエログリフ(古代エジプトの象形文字)を理解する鍵となり、発見後、他のエジプト語の文書が続々と翻訳されることとなった。
平成26年11月29日