4日目
今日でお別れ、もう会えないかもしれない。
憧れのハワイでのひと時は、あっという間に過ぎてしまった。
集合時間は午後なので、せっかくだからワイキキビーチに行ってみよう。巡回バスに乗りプライベートビーチ沿いに散策するが、大勢の人で自分の場所と時間が取れていないように見えた。
しかし、ここでは日本人のように時間に追われて過ごしてはいけないのかもしれない。
ホテルに戻り、1Fの奥まったところに和食の店があったので昼食にうどんを注文した。なぜか懐かしく感じとても落ち着くことができ、目と舌でゆっくりと味わった。
昼食を終え身支度を整えてチェックアウトすると、巡回バスで集合場所へ向かう。
時間になると別のバスで空港まで送られ、ハイさよならとなる。後は自らの力で搭乗手続きを行い、指定便に搭乗する。
搭乗までの待ち時間では、最後の買い物(残りのドルを使い切るため)やコービーブレイクとなる。
ホノルル空港17時35分発(日本時間翌日の12時35分)NH1061便は定刻どおりに離陸し、羽田空港には22時05分に着陸した。揺れはないがハワイは遠い。
22時40分の高速バスに乗れなければ、羽田でもう1泊することになる。
荷物を受け取り税関を過ぎると、荷物を抱えながら駆け足でバス停へ。バスはドアを閉め出発するところ。ドアにいた係員に乗車を告げるが、切符自動販売機は発車時刻のため買うことができず車内で購入することで乗車可能となった。
そんなこんなで、真夜中ではあったがその日のうちに自宅に帰ることができた。
ハワイで感じたことは、日本語が話せる人が多くいる、表示板などが日本語で記載されている、地元の人が気さくに「アロハ」と声をかけてくるなど、大勢の人が集まる場所を移動する限りでは、英語が話せなくても不自由なく過ごすことができそうである。
見知らぬ土地で言葉が通じないことの不自由さはいたたまれないことであり、自国語で会話ができ安心して訪れることができるということは、不案内の初心者にはとてもありがたいことである。
観光立国といわれるハワイでは多くの外国人(日本人?)が訪れるので、接客業の人たちは複数の言葉(一部日本語が全く通じない店もあったが)を話せるようにしているようだ。(日本版おもてなしの心)
機会があれば、もう一度訪れたい場所である。
今度はもっと時間をかけて、のんびりとしたい。(ハワイがもっと近くなったら。)
平成27年03月29日